教会便り 2023年9月
水芭蕉
花言葉:美しい思い出
カトリック島田教会
〒427⁻0041
島田市中河町344
0547-37-1906
ウクライナの子供たちの絵画展
編集子
待望久しい、ポーランドに避難しているウクライナの子供たちの絵画展が、シスター萩原さんたちの尽力により、9月18日から、島田市立図書館4階で開催されます。
この絵画展は、既に、支援団体の手により、日本の各地を巡って、開催されてきました。
長きに亙るウクライナ侵攻が、未だに留まるところを知りません。
70年ほど前の出来事を思い出します。
当時、夏休みが終わりに近づくと、小学生たちは、近くのお寺の本堂では、それまでやり残した宿題と必死になって格闘しました。
この現代版寺子屋の締めくくりの日には、町の社会教育委員の方がやって来て、子どもたちにお話しをしてくれます。
その年の担当者は、日本キリスト教団牧師で、こばと保育園の松沢園長さんでした。
お話しの題は「1円38銭5厘のお父さん」でした。
「戦争が終わって、戦争で家も親も失ってしまった孤児たちが、たくさんいました。他方では、幸い、父親が、無事、戦地から戻ってきた子どももいました。
日頃の父、親の口うるさいお小言に音を上げた子どもが、こともあろうに、玄関口にこっそり「お父さん売ります!」と書いた札を掲げました。
その家の前を、たまたま、戦災孤児が通りかかり、この札に目を留めました。小躍りして、その家の中へ飛び込んで、『ここに、1円28銭5厘あります。これで、お父さんを売って下さい!』と、声を弾ませて言いました。その戦災孤児の一言は、同じように戦争で父親を亡くした身である、当時の私の思いそのものでした。
心中、ひそかに泪にかき暮れていたために、話の顛末は、耳に入っては来ませんでした。
戦争は、生き延びた人々をも、奈落の底へ突き落して、言うに云えない、塗炭の苦しみをなめさせずにはおきません。
「もう一人のわたし」
エンツラ―著 庄司篤訳 いつくしみセンター刊
(3)聖人の造り主 キリスト
わたしの友よ、この地上でそして今後ずっと、幸せである秘訣は、可能な限り聖となることです。
成人になることは到達できるゴールです。
あなた自身をわたしに余すところなく委ねなさい。
聖人になる道は、私がしたようにしなさい。私の足跡に従いなさい。
わたしに従いなさい。あなたがわたしのうちに生きるなら、豊かな実を結びます。あなたの意志をわたしの意志に一致させなさい。その 一致が完徳であり、聖性だからです。聖性のうちにあなたの幸せがあります。
霊的な自惚れがあなたのうちに根を下ろさないよう注意しなさい。
全生涯のおのおのの日に、全存在をわたしに委ねなさい。そうすれば、あなたの上に恵みを雨のように注ぐと約束します。あなたを堅固な、真に利己的でない愛に導きます。
あなたの渇望を取り除き、わたしの差し出すものが何であっても、それに満足するようあなたを変えます。
聖性は償いや犠牲にあるのではなく、私の意志との一致にあります。
わが愛する友よ、あなたの魂は、恵みと言う水が流れ込む貯水池です。あなたのなし得るすべては、意志の行為によって、そのバルブを開いたり閉じたりすることです。
わたしのためにあなたがなし得ることは、取るに足らないことであるけれども、あなた自身を贈り物として差し出すこと者となることによって、わたしの栄光がより良く現わされるなら、あなたはわたしの父の家で喜んで最小の者となるでしょう。
あなたはわたしの徳を身につけ、人類の救いのためにわたしと共にいけにえとなります。もう一人のキリストとなります。わたし自身に変容されて、あなたはもう一人のわたしとなります。
それこそ、もっとも偉大な聖人たちが達した、わたしとの一致です。
それこそ、わたしがあなたのために予定した、わたしとの一致です。
9月の暦
9月3日:年間第22主日・被造物を大切にする・11時
9月10日:年間第23主日・11時
9月17日:年間第24主日・徳山教会・11時・13時30分
9月24日:年間第25主日・11時
9月31日:年間第26主日・11時
平和の祈り・(ロザリオの祈り)毎週土曜日・9時30分
9月の予定
運営委員会 9月3日 ミサ後
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